京都府

古都京都の文化財

古都京都の文化財は、平安京とその近郊が対象地域となっている。
平安京は、794年に古代中国の都城を模範につくられた。
数多く存在する建造物・庭園などは、これらは平安・鎌倉・室町・桃山・江戸時代にわたるものである。
世界遺産に登録されている物件は、京都市・宇治市・滋賀県の大津市にも及ぶ。

約3000件の社寺・2000件を越える文化財の中から、基本的に遺産そのものの保護の状況に優れているもの17物件を代表として選出され、歴史とこの群を成す文化財が総体として評価された。

遺産種別
文化遺産
遺産登録
1994年

法隆寺地域

法隆寺地域は奈良県生駒郡斑鳩町にあり、聖徳太子が推古天皇と共に太子の父君・用明天皇の為に建立したとされている。

法隆寺は、1400年に及ぶ伝統を誇る。
一度、全焼したが710年頃まで再建されたとする説が有力とされている。
日本最古の塔・五重塔などからなる西院伽藍、夢殿を中心とする東院伽藍、世界最古の木造建築物の中門、金堂などからなる。

日本の仏教寺院の全歴史を物語る文化遺産が総合され、建造物群だけではなく仏像・宗教儀礼・学問・歴史・信仰など日本の仏教文化の宝庫ともいえる。

遺産種別
文化遺産
遺産登録
1993年